2015年10月30日金曜日

German Fallschirmjäger(Alpine-Miniatures,1/16,Code:16019)

アルパインの1/16レジンフィギュアを仕上げました。造型はMike Good氏。
こちらのフィギュアはベルギーのかたから製作代行の依頼をうけ、製作しました。これまではボックスアート等で海外のかたとやり取りをすることはありましたが、 フィギュアそのものを発送することは無かったため、製作以外でも新たな挑戦となりました。

途中、小さなアクシデントに何度か遭遇しましたが、先日にはご依頼主様から受け取り完了の連絡を頂き、ようやく一安心といったことろです。いやー、本当によかった!(笑

 新しいことに挑戦するのは不安もありますが、ひょんなことをきっかけにして、思い切って挑んでみるのはやはり大切なことですね。今回は本当に多くのことを学ばせて頂きました。
今後とも海外からもお声が掛かると嬉しいですね…(笑


2015年10月23日金曜日

SS TOTENKOPF OFFICER WWII(Young-Mminiatures,1/10,YM1811)

ヤングミニチュアのバストモデルを仕上げました。造型はYoung B Song氏。
最近ではキリル・キアナフ氏とイ・サンゴン氏によるハイレベルなバストモデルのボックスアートを目にするようになりましたが、いざバストモデルを塗ろうとするとこの二人の作品があまりにも強烈すぎ、なかなかバストモデルを塗ろうという気になれなかったのは私だけでしょうか?久しぶりのバストな気がします(笑

塗料はいつものタミヤエナメルですが、今回はライティングを意識したペイントに挑戦してみました。これまでは立体感を得る為のハイライト・シェイドでしたが、このフィギュアでは光の差し込みを意図した「ライティング」としてのハイライト・シェイドも施しています。
このペイントは写真と非常に相性がよく、概ね狙い通りの効果が得られたと思います。ただ、実際の見栄えがどうかといいますと、正直なところ現物を見るとややがっかりかもしれません。写真と肉眼での見え方の差が大きく、双方を両立したペイントは難しいように思われます。「ライティング」効果そのものは非常に有効だと感じましたので、あとはどのような塩梅で自分の作品に組み込んでいくかが課題になりそうです。


2015年10月19日月曜日

WW2 US Tank Crew #1(Alpine-Miniatures,1/35,Code:35051)

アルパインの1/35レジンフィギュアを仕上げました。造型はお馴染みのTaesung Harmms氏。

フィギュアは2007年頃の製品で、現在の製品と見比べると造型の違いが少しだけ、しかしはっきりとわかります。衣類ではズボンがわかり易いでしょうか。造型そのものを見ますと、私は現在のより新しい造型のほうが素敵だと思いますが、ペインター視点ですと昔のシワが多くハッキリしている造型のほうが塗り易いかなーとも…(笑

今回はいつものタミヤエナメルですが、塗り方を少し変えてみました。これまでは写真で大きく拡大することを前提にしてグラデーションがなだらかになるようブレンディングを多用しましたが、今回はアクリル塗料のように薄く重ね塗る方法を多用しています。

なお、ヘッドのみ最新の「35202 WW2 US Infantry」に交換しております。


2015年10月11日日曜日

Panzer Commander #2((Alpine-Miniatures,1/35,Code:35176)


アルパインの1/35レジンフィギュアを仕上げました。造型はTaesung Harmms氏。
今回は車両に搭載することを前提とし、ヘッドホンを付けた「35175 Panzer Commander #1」のヘッドに交換しています。アルパインのように、ヘッドが2種付いているキットはこうした小改造が気軽に出来ていいですね。


2015年10月9日金曜日

WW2 US Infantry(Alpine-Miniatures,1/35,Code:35170)

アルパインの1/35レジンフィギュアを仕上げました。造型はいつものTaesung Harmms氏。
今回、ヘッドのみをより新しい「35184 WW2 US Infantry NCO」のものに交換しております。2014年はテソン氏の造型転換期とも言える年で、ヘッドの造型には小さいながらも確かな違いが見受けられます。ヘッドは好みで使うのがよいとは思いますが、私はより新しいほうの造型がすっかり気に入ってしまいましたので積極的な使用を試みました。

塗装は使い慣れたタミヤエナメルを使いました。(ハンブロールはまだ様子見の段階です)


2015年10月7日水曜日

ソフィ・マクマーベル(RECKLESS,1/20)

ガレージキットディーラー「studio RECKLESS」様より、販売されているオリジナル商品「1/20 ソフィ・マクマーベル」を仕上げました。

・企画/プロデュース  小松原博之様
・原型製作         毒島孝牧様
・キャラクターデザイン 誉様
・製品注型         (有)RCベルグ様
・著作            RECKLESS様/誉様


元々はキャラホビでの販売のみだった様子ですが、好評につき通信販売が開始されています。
このフィギュアのキャラクターはいわゆる版権モノではなくオリジナルのものであり、著作権はディーラーとキャラクターデザイナーへ帰属するため、今回のような通信販売が可能となっています。(アニメやゲームのキャラクターをモデルにしたフィギュアは、版権(著作権)の問題が絡むため、通常はガレージキットのような少数生産のものはワンフェス等に代表される「当日版権システム」の利用が不可欠)
「studio RECKLESS」様ブログ http://ameblo.jp/reckless-reckless/

造型の素晴らしさについて噂を小耳に挟んでおりましたが、実際に手にとって見るとそれはそれは想像以上の物でありました。また、パーツは左腕が分割されたのみ、殆ど一体成型であったにもかかわらずキャスティングの状態も良好で、正直なところ1/20フィギュアでここまでの完成度を誇るキットを他で目の当りにしたことがありません。
造型はといえば、いわゆる「スケールフィギュア」と言われるような、つまりアニメ(二次元)のキャラクターをモデルにしたフィギュアに見られるようなものとなっております。「スケールフィギュア」は1/8や1/7といった、ヒストリカルフィギュアからするとかなり大きなスケール基準のものが多いのですが、最近はこちらのフィギュアも縮小化が進んできた向きが感じられます。

塗装には悩んだのですが、今回はエアブラシを中心とし、かつコントラストを積極的には付けない、つまりは「ヒストリカル的な塗装」 とは異なるアプローチで挑んでみました。普段は作らないジャンルのフィギュアですので、ままならない箇所はどうしても出てしまいましたが、お蔵入りすることなくなんとかまとめることは出来たかな?といったところです。


2015年10月3日土曜日

WW2 US Infantry Set(Alpine-Miniatures,1/35,Code:35186)

アルパインの1/35レジンフィギュアを仕上げました。造型はTaesung Harmms氏。

塗装方法は普段と特に変わりませんが、今回は試しにハンブロールのエナメル塗料を部分的に使ってみました。(後述するよう、訳あってタミヤエナメルも使っています)

ハンブロールのエナメルはタミヤエナメルと異なり、きちんとオイルカラーの特性を持った塗料です。つまり、乾燥まで時間が掛かるものの、乾燥の際には樹脂成分が酸化して硬化する(つまり溶剤でも溶けなくなる)特徴があります。また、筆伸びや発色もよく、色も豊富でメリットは多いと感じます。

ただし、現在は日本での入手が難しく(輸入代理店の事情っぽい?)、個人輸入でもしない限りは店頭での在庫品を探さなくては入手できないのが実態です。
私が何とか入手出来た範囲では色が足らず、フィールドグリーン、カーキ、グレーと言ったミリタリー系のみしかハンブロールエナメルで塗ることができませんでした。
また、乾燥までにどうしても時間が掛かってしまうため、最終的な仕上げには使い慣れたタミヤエナメルのみで行いました。
ハンブロールエナメルにはタミヤエナメルには無い魅力と可能性を感じましたが、先ずは特徴と扱いになれていくことが一つ目の、そして二つ目には入手の難しさが課題として残りそうです。


2015年10月1日木曜日

アルパインのボックスアートを担当させていただきました Part3

前回に引き続き、アルパイン(Alpine-Miniatures)の新作フィギュア「16031 Michael Wittmann at Villers-Bocage」のボックスアートを担当させて頂きました。造型は大ベテランのマイク・グッド氏によるものです。
私が担当したアルパインのボックスアートとしてははじめての1/16であり、1/35とは異なった難しさがあったものの、無事に一仕事を終えることができました。


今回のフィギュアは有名なヴィットマンがモデルということもあり、考証面は問題ないかと思われましたが、いざ調べてみると「ヴィットマンの謎のブルーパンツ」に悩まされました。
ヴィレル・ボカージュ戦の時期、「雨の日、ヴィットマンはレザージャケットを羽織り、ブルーの作業用ズボンをはいて作業していた」という従軍記者の証言があります。これを元にドラゴンのボックスアートにはブルーのズボンを着用したヴィットマンが描かれ、モデラーの間にも「ヴィットマンのブルーパンツ」なるイメージが定着したものと思います。
しかし、周知のとおりドイツ軍の戦車兵用ズボンでブルーのものは存在せずヴィットマンの私物ではないかというような憶測もあったようです
私はこの「ヴィットマンの謎のブルーパンツ」は本当かどうか正直なところ訝しく思っていまして、そんな中、ネットで検索をかけているとあるフォーラムで面白い投稿を見かけました。それは記者がヴィットマンんを目撃したのが「雨の日」であった点に注目したものでした。
つまり、元々は黒であったズボンが褪色・変色したところを、雨によって濡れ色になり、結果としてブルーであるように見えたのではないかというものです
同時に、テソン氏に相談したところ、戦争後半からは衣類にデニム生地が使われるようになり、数は少ないものの戦車兵の黒服にもデニム生地が使われたものがあって、しかもその黒には染料としてブルーインクが使われたというのです。また、このデニム生地は褪色が非常に早かったようです。
残念ながら確証が得られるほどの資料はあつまりませんでしたが、「ブルーインクが使われた黒のデニム生地」なるものは発見でき、褪色するとパープルに近いブルーが混じったようなダークグレーになることがわかりました。

最終的にはテソン氏と相談しましたが、私なりの「ヴィットマンの謎のブルーパンツ」に対する答えが今回のボックスアートとなります!



 アルパインのHPはこちら http://www.alpineminiatures.com/index.html
 16031 Michael Wittmann at Villers-Bocage http://www.alpineminiatures.com/imagepages/16031.html